神保町-竹橋-丸の内-日比谷 早朝
今月は読了本が少ない。プラハの墓地が長いからだと思う。しかしこちらも大体60%まで来た。シモニーニの語りは偏見に満ちていて読み物としては決して美しくはないのだけれど、奇妙に愉快だ。今は偽造文書を売りつけようとしたら小説のネタにパクられてしまったところなのだが、ここからどうなるのか。
指輪物語は9巻まで読み終わった。ホビット庄に戻ってからの騒動は映画では描かれなかった内容なのでこんな続きがあったのか、と面白く読んだ。サルマンもこんな最後とは。港での別れのシーンはやはり涙してしまった。追補編も読み終えたら、改めて映画を観よう。
フォームへの回答も、ありがとうございました。あらすじを見て中々凄そうだなと思いました。折を見て読んでみたいです。
ボンドエア、シャーロックが乗るはずだった飛行機、墜落を待つユーラスの孤独な旅。SHERLOCKにおいて飛行機は最初からずっと死出の旅であった。スティーブン・モファット、あるいは「彼ら」が飛行機という小道具に惹かれるのはなぜなのだろう。実際的な別れはこの小道具によっては生じないけれども、潜在的な、観念的な意味での旅立ちは常にここにある。ホームズはかつて19世紀で滝壺に落ちたように、21世紀ではビルから落ちた。落ちて死ぬのは肉体だけではない。飛んでいるものはいずれ落ちる。ジム・モリアーティが望んだように。幾度となく折り込まれるのはそうした摂理への冷めた目線であり、そうはなりませんように、という祈りにも見える。
The Lord of the Ringsを観終わったので、The Hobbitに着手した。LOTRの完走には実に一週間もの時間を要した。48時間期限の配信をレンタルするのだが、途中で期限が切れて再度借りさえしたのである。「王の帰還」のエンドロールが始まった時、やっとこれで終わったのだ……という感慨が、まるで自分自身が指輪を捨てる旅に出ていたかのように押し寄せてきた。
そうしてひと時の安息を経て、今度は過去へと冒険に発ったのである。
どちらのシリーズも物語が面白いのはもちろんなのだが、カメラワークの妙と言うか、世界を余すことなく見せることによって世界観へより深く没入させるところがすごい。草原から山肌、空と走る雲。緻密に描かれる地下の国。LOTRでのホビットの汚れた足、戦場に長髪をなびかせて戦うエルフの洗練された強さ。目に焼き付いている。
TOEICだった。よく出来たとも出来なかったとも言えない。模擬テストの結果と学習アプリの予測スコアがほぼ同じだったので、それくらいであれば良いかなあと思っている。
https://www.soup-stock-tokyo.com/yearcup-2021
ポイントが貯まったので交換してもらった。2020年の食事はスープストックにお世話になることがとても多かった。一人で静かにサッと済ませられるのがありがたい。カレーとスープのセットにレモネードを付けるのが定番。最近は通販のレトルトを利用したり、お店の味を思い出して自分で作ってみたりしている。イヤーカップは初めて入手した。最初の一杯はどんなスープにしようか考えている。
月曜から結構疲れている。昨日の夕飯は茄子の揚げ浸しとブロッコリー胡麻和え、青椒肉絲と甘酒の味噌汁を作った。さらに玄米を混ぜたご飯と、薄く作ったレモンサワー付き。これは外で食べたら2000円くらいするだろうなと自画自賛した。
副菜をいくつか作っておくと食事の支度が簡単でいい。料理は基本的に面倒でやりたくはない。何もなければ胡瓜でも齧っておけばいいくらいなのだが、時々作ることが妙に楽しい日がある。今日、茄子がまだ余っていたので味噌炒めにして、鶏を蒸して裂いておいた。二品。これ以上はやめておく。こういうことは疲れ果てるまでやっても仕方がないのだ。
怒りたい時に怒ったり泣きたい時に泣いたりできたのって何歳ぐらいまでだったんだろうな。やめるとか諦めるとか、そういうスタイルがいつの間にか自分の生き方を上書きしてしまった。そうではなかった時期ってどこだったんだろう。20歳頃には完全に目が死んでいたから、せいぜい17、8かそこらまでかもしれない。いやそんなメンタルで高校進学した気がしない。中学と同時に卒業したかもしれない。15歳とかもう記憶がないよ。でもきっと一瞬の喜怒哀楽に生きるか死ぬかという問題が詰まっていて、目の前の何もかもが美しいか汚いかどちらかだった。思春期って楽しいや。
あれから時が経って、負け惜しみみたいなトライアンドエラーを無数に繰り返して、結果修復不可能なエラーの負債を背負いながら乗りたくもない電車を待つ今を今日も生きてるけど。
Tumblrを作り直した。過去に作ったメインブログにサブで作成し続けていたけれど、フォローやスキはメインブログ(オタク活動)の名義になってしまうようで、その顔をオタク無関係な方に晒して回るのもどうなんだろうという次第で。新年だしね。ちょうどいい機会だ。
最近(といってもまだ数日だが)Twitterを休んでいるからTumblrが楽しい。読書感想とか、日記とか、写真を探して読んでいる。ゼロ年代初頭の個人サイト文化で育ったから、隣の家に住んでいそうな誰かのなんでもない日記を読むのが本当に好きだ。Twitterでもそうしたツイートに出会えないことはないのだけれども、探すのは結構大変だったりする。それでいて140字の世界だからちょっと物足りない。今日食べたものとか読んだ本の話をもっと長々聞きたいんだよ。
noteも少しやってみたけれど、これもあまり合わなかった。字数制限もなく自由に書ける場所ではあるが、ピックアップされている記事が自分の興味を外れているというか。「◯◯する方法」とか「◯◯だった私が△△した話」とか割と興味がない。レシピもレシピサイトで見たいし、有料記事のなんと多いことか……。Twitterにしろnoteにしろ「多くの人にとって有益で特別」でなければならないような空気を感じる。もちろんそれらがコンテンツとして優れている事には違いないだろうが、自分がそこで同じようなエンターテイナーを目指す気力があるかと言えば、全然ない。あくまでも私がそう感じているだけで、もっと気楽に使えている人だっているのだろうけれど。私が気楽に使えるのは結局、サイトか、ブログか、Tumblrなんだろう。Tumblrさんいつもありがとう。今年もよろしくお願いします。